飛騨の匠とはHIDA NO TAKUMI

大分県竹田市の愛染堂に飛騨匠の伝説

願成院本堂(愛染堂)(がんじょういんあいぜんどう)

  • 国指定重要文化財
  • 所在・大分県竹田市大字竹田

創建及び沿革

1635(寛永12)年、豊後国岡藩(大分県竹田市)第2代藩主中川久盛が、その当時、日光東照宮造営奉行の一員を拝命し、仕事が終わって帰藩の際、飛騨の工匠を伴い来て建築したもので、棟梁は、竹田番匠「作右衛門」と伝えられている。

構造及び形式

宝形造で屋根は本瓦葺、外部様式は唐様、四面勾欄、付斗栱は二手先組、棰は扇棰で、肘木は繊麗を極める。軒下四隅に天邪鬼及び人面の木彫があり、天邪鬼は左甚五郎の作で当時工匠が持参して納めたと伝えられている。内陳の天井は格天井、側壁すべて極彩色で、所々に室町時代の手法・技巧の表現もある。

 

※愛染堂説明板より。

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