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お客様のことを本当に考えてきたか
日本の洋家具というのは、欧米から入ってきた様式を真似る、ないしはリーデザインしてつくってきました。飛騨木工連の家具メーカーの多くが戦後できた会社で、欧米のインテリア商品コンセプトを元に商品開発を行ってきました。飛騨デザインは、ヨーロッパのリーデザインではなく、自分達のオリジナルな家具をつくろうというのがスタートでした。でも飛騨デザインという気持ちはあっても、実際には漠然としていて、オリジナル性に富んでいるとは言えなかったと思います。
これまでの製造スタンスでいいのか、つくり手側が優先して、使っていただくお客様のことを本当に考えてきたかなど、さまざまな反省や思いの中で、僕らみたいな開発担当者が、もっと自分と飛騨をしっかり見据えて、モノをつくろうじゃないかという姿勢を表したのが、飛騨デザイン憲章なのです。

海外で認められる飛騨デザインを目指して
使い手が長く使い続けられ、つくり手が長くつくり続けられるということが、憲章五条の永続性という意味です。
お客様に少しでも長く使っていただくために、修理や再生も積極的に行います。また時代や流行に流されず、飽きのこない良いデザイン、お客様に愛される家具であれば、生産者も長くつくり続けることができます。ヨーロッパで同じデザインが続いているのは、家具が人と共に、時を重ねているからだと思います。
これまで飛騨の家具は、国内ナンバー1を目指してきました。今はさらに、海外で認められることを目標にしています。日本の洋家具イコール飛騨デザイン、と言われるようになりたいと思っています。
記事制作・撮影/さるぼぼ倶楽部編集室

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板津哲治
柏木工株式会社 企画部部長 |
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