飛騨デザイン憲章 第5条「永続性」についての解説。
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飛騨デザイン
飛騨デザインとは
飛騨デザイン憲章
第1条 自然との共生
第2条 人がつくる
第3条 心の豊かさ
第4条 伝統を生かす
第5条 永続性

飛騨デザイン憲章

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第5条 永続性

飛騨デザインは、永く使い続けられ、
永くつくり続けられるデザインをめざします。


人と共に、時を重ねる家具

戦後、欧米のデザインを手本にして製造した輸出用の椅子。それが飛騨の家具メーカーのスタートだった。昭和40年以降、日本人のライフスタイルは洋式へと移行し、各社は競って国内向けの商品開発に挑んだ。しかし平成の匠たちは、ふと立ち止まった。飛騨のオリジナルとは何か。日本を代表する家具づくり、飛騨デザインの確立を目指して、飛騨から世界へ、日本の美と飛騨のこころを発信し続けている。

お客様のことを本当に考えてきたか

日本の洋家具というのは、欧米から入ってきた様式を真似る、ないしはリーデザインしてつくってきました。飛騨木工連の家具メーカーの多くが戦後できた会社で、欧米のインテリア商品コンセプトを元に商品開発を行ってきました。飛騨デザインは、ヨーロッパのリーデザインではなく、自分達のオリジナルな家具をつくろうというのがスタートでした。でも飛騨デザインという気持ちはあっても、実際には漠然としていて、オリジナル性に富んでいるとは言えなかったと思います。
これまでの製造スタンスでいいのか、つくり手側が優先して、使っていただくお客様のことを本当に考えてきたかなど、さまざまな反省や思いの中で、僕らみたいな開発担当者が、もっと自分と飛騨をしっかり見据えて、モノをつくろうじゃないかという姿勢を表したのが、飛騨デザイン憲章なのです。

海外で認められる飛騨デザインを目指して

使い手が長く使い続けられ、つくり手が長くつくり続けられるということが、憲章五条の永続性という意味です。
お客様に少しでも長く使っていただくために、修理や再生も積極的に行います。また時代や流行に流されず、飽きのこない良いデザイン、お客様に愛される家具であれば、生産者も長くつくり続けることができます。ヨーロッパで同じデザインが続いているのは、家具が人と共に、時を重ねているからだと思います。
これまで飛騨の家具は、国内ナンバー1を目指してきました。今はさらに、海外で認められることを目標にしています。日本の洋家具イコール飛騨デザイン、と言われるようになりたいと思っています。

記事制作・撮影/さるぼぼ倶楽部編集室

板津哲治
柏木工株式会社 企画部部長
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